2008年04月04日
大阪悲哀


大阪レポートの続編です。
上の画像は自分で実際撮ったものですが、皆さんにも知ってもらいたい
肝心なこの街の雰囲気は撮りたくてもとてもカメラを向けれる空気ではなく、
怖くて撮れなかったので他から拝借させて頂いて下にアップしました。
(この撮影者も、街並みと人々は撮れなかったようです)
上の画像左は、この地区から一歩出たチェーン店ラーメン屋さんに貼ってあったんですが
「なにかあったら○○警察署まで」
ではなく、この街オリジナルにアレンジ?してありました。


右の画像の看板は街中に10m間隔のいきおいで、暗記できる位至るところに立っていました。

ここは金谷風に言えば約6.5町歩の小さな地区に定住所を持たない
2万人とも3万人とも言われる日雇い労働者や路上生活者がいて
労働者にとって生活の場になっている簡易宿泊所やその日の日当を目当てにした飲食店や
22の暴力団が事務所を構え仕事の手配、売春、賭博、覚せい剤売買など
非合法なショップ?がそこら中に普通に立ち並んでいるらしいです。
(昼間から道の真ん中で堂々とチンチロリンを普通にやってるし、巡回してる警察官も気にせず真横を素通り)
しかも1961年からつい最近の約15年前の1992年の間になんと23回も暴動が起きていて
何千人もの暴徒が警察署を囲みパトカーや付近に駐車していた車を横倒しにしたり
火炎瓶や投石して襲ったり店舗からの略奪などアパートや付近の駅に放火して
全焼させたりするなどが数日続いたらしいっスよ。
最初は驚きと好奇心でワクワクして半分楽しんでたんですが、何日か居るうちに何とも表現しづらい
なんか寂しくて哀しい気持ちになってました。
六本木ヒルズ族みたいなきらびやかな光の方ばかりに目をむけていたけど、反面の影の世界を実際に見て
これが世の中ってもんなのか・・・ って実感しました。
今回はなんか難しいことを考えさせられた出張となりました。
どげんかせんといかんばい




Posted by bisyoaki at
12:35
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