2009年01月31日
「差別2」
差別について勉強してたら、「野中広務 差別と権力」という本のなかで、
呆れた情けない話をみつけたので紹介したいと思います。
2003年9月21日、野中は最後の自民党総務会に臨んだ。
…「総務会長!」と甲高い声を上げたのはそのときだった。
立ち上がった野中は、「総務会長、この発言は、私の最後
の発言と肝に銘じて申し上げます」と断わって、…政調会
長の麻生のほうに顔を向けた。「総理大臣に予定されてお
る麻生政調会長。あなたは大勇会の会合で『野中のような
部落出身者を日本の総理にはできないわなあ』とおっしゃ
った。そのことを、私は大勇会の3人のメンバーに確認しま
した。君のような人間がわが党の政策をやり、これから大
臣のポストについていく。こんなことで人権啓発なんてでき
ようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」野中の激しい
言葉に総務会の空気は凍りついた。麻生は何も答えず、
顔を真っ赤にし、うつむいたままだった。
※大勇会またの名を麻生派
この話は1月18日号のニューヨーク・タイムズにも大きく取り上げられた、
日本国の恥である!!!
しかもこの件についてインタビューに答えた麻生太郎氏の支持者の
イシカワ・ヨーゾーという人が、指4本を出しながら、「あの連中は…」と
記者に話したというのである。
アメリカでは黒人初のオバマ大統領(母親は白人なのになぜ黒人ていわれてるのか?^^;)
が誕生してるのに我が国ときたら・・・。
勉強すればするほど、色んな醜聞が出てきます。
前回「最後まで残っているのが結婚差別」という専門家の話を紹介しましたが、
それについて実際自分の家族だったらどーか考えてみたら、
「自分は差別なんてない!!」
なんて偉そうなことは言えない事に気付きました・・・。
もし兄弟が外国人と結婚するとしたらの前提で、
日本以外のアジア人やアフリカ系黒人 or 欧米の白人
を連れてくるかでは、akiの中では正直な話、全く何かが違うからです。
どちらでも心から祝福する自信ははっきりありますが、でもこれも差別ですよね?
自分自身の中からも差別をなくせるか自信がないし、
世の中から差別をなくす大変さを実感しました。><;;;
※ ニューヨーク・タイムズ紙にのった麻生太郎差別発言の記事
http://www.nytimes.com/2009/01/16/world/asia/16outcasts.html